① 学習の落とし穴
語学のレッスンに参加した際、「英会話レッスンだけ受講すれば英語がうまくなる」と考える方が多いですが、レッスンは魔法ではありません。このような甘い考えを持ってしまうとせっかくの機会が損失されてしまう可能性があります。
着実に実力を伸ばすために宿題や課題づくりも意識し、自己学習も的確に行う必要があります。レッスンと課題の両面から語学力向上の為のレールを敷いていくようにぜひ心掛けてください。
② 理想の学習サイクル
語学を効率よく習得するには、ただがむしゃらに学習時間を作ればいいというわけではありません。学習時間も勿論重要ですが、学習生産性も同様に非常に重要です。
下記のように自己学習によるインプットとレッスンによるアウトプットを適切に繰り返すことによって学習生産性が一気に高くなります。
学んだことを実践的に使いこなせるように計画的に学習を進めるとともにニュース動画やアプリなど自分に合った学習法も見つけてみてください。
実戦で活躍するには、自分のレベルに応じた日々の自主トレがモノをいいます。
③ 復習の大切さ・タイミング
人間は非常に忘れやすい生き物です。
残念ながら、復習をしないとあっという間に学習したことを忘れてしまいます。
「エビングハウスの忘却曲線」より、いかに復習することが学習内容の定着に重要になるのかを紹介します。
「エビングハウスの忘却曲線」より、学習した内容は1時間後には56%忘れてしまい、1日後には74%も忘れてしまいます。学習したことを確実に定着させるためには、定期的に復習する時間を設け、習慣化するように心がけましょう!
④ Accuracy(正確さ)vs Fluency(流暢さ)
英語を話す時、ついつい文法を意識してしまう方は多いかと思います。
「間違った文法で話していたら恥ずかしい」
「○○○って言いたいけど、どんな文法が正しいのかな?」
もちろん、正確な文法で話せることは重要ですが、ここでは正確さよりも流暢さが大切だという考え方を紹介していきます。
中学校の学力調査の結果によると、正しい文法で話せていた生徒は全体の33.8%でした。
不正解の例は4つありますが、どれも文法は間違っているものの意味は十分通じるものばかりです。
ネイティブスピーカーでさえ、全ての文を正しい文法で話している訳ではないのでレッスンでは可能な限り積極的に発言し、アウトプットの機会を増やしていくことがスピーキング力向上の鍵となります。
Fluency first, accuracy second!!
⑤ 学習効果を感じられるまで
語学を習得されるために努力された方、一度は下記のようなことを感じられたのではないでしょうか。
一生懸命勉強してみたけど、思うように効果を感じられなかった
指導しても生徒が退屈してしまう
弊社調べによると、学習効果を感じられるには個人差はありますが、100時間程度の学習時間を積み重ねないと効果は感じられにくいと言われています。
こちらが学習時間とレベルの相関表です。
例えば、TOEICの400点→500点を目指す場合、学習の目安時間は120時間のレッスン出席(アウトプット)と同等に120時間の自己学習(インプット)が必要となります。
この場合、半年で目標達成するのであれば、毎日40分ずつ学習をすることになります。
日々の生活の中で学習時間を捻出することは非常に難しいですが、コツコツ努力を続けることによって、語学力は着実に身に付いていきます。
英語学習に大切なのは・・・
Plan : 目標に向けて自己学習を計画する
Do : 自分のレベル・弱点に合った学習法を継続する
Check : 学習の成果を測る(テスト)
Action : 軌道修正しながら英語学習を実行する