【事例】誰にも頼れない海外任務のための赴任前英会話研修

・どんな企業:ビル設備の保守・点検・修理
・対象:海外赴任予定者
基礎レベル(TOEIC250点程度~)
・受講者数:1コースあたり1~3名

<成果>
・基礎レベル→日常会話や業務で必要になる表現までなんとか話せるようになった
・プレゼンテーションスキルも学び、実際に作成~発表まで体験
・研修後、現地赴任。1人で立派に業務をこなす

 

通訳者無し当たり前!英語ができないと仕事にならない!

G社はビル設備の保守サービスを行っています。海外赴任先から自分1人の力で現地の客先まで出かけて行き、コミュニケーションを取りながら何から何までこなさなくてはならない。つまり、英語が出来ないと日々の業務遂行できない、という環境です。

G社の親会社(大手電機機器企業)であれば、社内に日本語が出来る現地スタッフや日本人スタッフもいるので、英語ができなくてもなんとかごまかしがききますが、それと比べるとG社の海外赴任社員は、語学面では遙かに厳しい立場にあります。

(大変失礼な言い方ですが)残念ながら、G社で海外赴任する人は仕事はバリバリできるのですが、英語が堪能ではないことがほとんど。たいていの場合、初歩レベル(TOEIC300点未満)だったりします。

現地では他の日本人には頼れない環境

 

赴任前英語研修のカリキュラム内容は?

通常、英語研修スタートは赴任まで4ヶ月ぐらい、というタイミングで開始します。

期間・時間数:10週間(3時間×50回=計150時間 週5ペース)
講師:複数講師(4名程度)が日替わりで担当

<どんな教材を使っている?>
① やさしい日常会話教材
英語の基礎文法・日常生活の表現・語彙習得

② Work with English 1(*)
(*)OTCオリジナルの工場英会話教材・基礎編

①で習った文法事項を復習しつつ、業務で必要になる表現(依頼、指示等)を習得。

③ English for Industry 1(*)/ビジネス英会話教材
どちらかを受講者業務内容に合わせて選択
(*)OTCオリジナルの工場英会話教材・初級編

④ プレゼンテーション教材
効果的なスピーチやプレゼンテーションの手法を習得。テーマを1つ設定し、5分程度の英語のプレゼンテーションを作成。第16回目レッスンの頃から準備し始め、最終日に発表。

 

就業時間中の英語修得第一優先

研修は基本毎日3時間のレッスンがあります。午前か午後どちらかにレッスンを受け、それ以外の時間は社内で英語研修の予習復習を行います。期間中は英語修得が仕事なのです。

現地に着いてからの英語の重要性を考えると、ここで身につけなければ、あとが大変ですから、会社としても英語研修を優先し、受講者の方々も必死になって勉強されています。

 

レッスンの様子は?

英語レベルが低いレベルでスタートしますが、最初からネイティブスピーカー講師でスタートします。レッスン中のやりとりは全て英語のみで行われます。最初は口から英語が出てこずにしどろもどろ状態・・・。

リスニングの予復習もあり、英語を聴く時間を確保しているので、徐々に聴けるようになってきます。

レッスンは複数の講師(4名)が担当するので、その講師自体に慣れてしまうのではなく、様々な英語・声質、話し方の講師に触れる事ができるようになっています。

最初は挨拶やレッスン内で使うフレーズの練習から始め(OTCオリジナル教材「Useful Expression」使用)、主教材を使った練習も、基礎的な「Hello. How are you? 」から徐々に範囲を広げてゆきます。

文法事項に関しては、日常会話→ビジネス→自分の仕事直結内容と進めるうちに、復習も通じて、ある程度自然に修得しながら進んでいきますので、単なるフレーズの丸覚えより応用力がつくようになっています。

毎回予習・復習が必須で、Input(予習) → Output(レッスン)とつながっていて、効率良い学習となっています。

プライベート/セミプライベートレッスンなので、本人が話さざるを得ない状況に半強制的に置かれることで発話の機会は最大限に取られます。

英語でのプレゼンテーションスキル修得

コースの後半にはプレゼンテーションスキルを学び、実際に発表内容も作成して実践練習を行います。単に日本語を英訳して読み上げるだけの発表にならないように、国際標準のプレゼンテーションの要素を一つ一つしっかり学んで練習します。最後に一通り実践的な発表を行いますので、自信につながります。

・英米流の姿勢/ジェスチャー
・アイコンタクトの仕方
・声の抑揚
・ビジュアル資料の構成・使い方
・発表内容のストーリー展開
(導入・本論・結論)
・デリバリーのテクニック

関係者の声(受講者/担当講師/研修ご担当者)

受講者の声
・わかるまで説明していただき、内容を理解することができた。
・基本的なスピーチの仕方がわかった。
・英語について、ほとんど書いたり話すことができなかったが、この研修を受講し、進歩を実感できた。
・英語を話すことが以前と比べて楽しくなった。様々な国の人と英語で会話できるように今後も勉強していきたい。
・英語の基礎から実際に使いそうな日常会話などを丁寧に教えてもらい、理解することができた。また、十分に教師の方と会話ができてよかった。教材も非常にわかりやすく、基礎や応用も学べ、客先でも使える例が多くよかった。
・とても楽しく学習できた。生きた英語を聞いて最初は戸惑ったが、徐々に慣れることができた。
・すべての講師が楽しく英語を教えて下さったので、レッスンが毎日の楽しみだった。
・授業は全て英語だったので、何をするにも考えることが必要でとてもよかった。講師が日替わりで変わるので、いろんな英語が聞けて良かった。非常に充実した研修だった。

 

担当講師の声
開講時は(講師からの)問いかけに対してほぼ単語1語で返答するので精一杯の様子だったが、コース終盤には、問いかけの内容を正確に理解できるリスニング力と、文章で答えられる文法・発話力を身につけていた。

 

研修ご担当者の声
始まった当初はごくシンプルな語彙と文でかろうじて話せる程度のレベルの受講生が、連日3時間の英語研修を集中して受講することで、コース終了時には習った文法と構文、語彙を使って、コース終盤にはクラス内で自由に会話を交わし楽しめるほど、進歩をはっきりと実感できるほどに上達していた。正直なところ、この研修で“海外赴任先で業務を遂行するのに支障がない完璧なレベルに到達した”とは言えないかもしれないが、研修を受講するまでは、業務で英語を使う機会がほぼなく、「英語は苦手、まったく自信がない」と感じている受講生が、受講後には「英語が楽しい、もっと話せるようになりたい」と感じられることは、その後の継続学習が必須となる中、非常に有用であると考える。現地で英語を使いながら自分の力でさらにレベルを上げゆける段階に達したことが成果と言えるのではないでしょうか。
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