インドネシア語とは
インドネシア語は、1950年代独立後に国語に制定された経緯で、綴り字・発音・文法共に、極めて平易で合理的な 言語です。初めて学習される言語としては、比較的習得し易い言葉といえるでしょう。 またマレーシアの国語であるマレー語は、インドネシア語とは同一言語で方言のような関係です。マレー語は、シン ガポール、ブルネイでも公用語の一つとなっています。
学習のポイント
【アルファベットと読み方】
インドネシア語はアルファベット26文字を使って表記されます。発音はほぼそのままローマ字読みで、英語のように単語のアクセントに注意する必要もありませんが、一部独特の読み方をするものがあるので、最初に覚えて練習します。
【文法】
インドネシア語の文法は、動詞の時制変化や代名詞の格変化、名詞の単複数形変化がないので、よく使う基本単語を語順に気をつけて適宜組み合わせれば、すぐに簡単な挨拶や日常会話を理解できるようになります。
【敬語表現】
敬語表現としては、単語の語根(原形)に接辞をつけて品詞やニュアンスを示したり、受動態を用いますので、その語形変化を学び練習します。
【インドネシア語基本表現の例】
Selamat pagi. おはようございます。(朝10時頃まで)
スラマッ(ト)パギ
Selamat siang. こんにちは。(午後4時頃まで)
スラマッ(ト)シアン
Selamat sore. こんにちは。(日没)
スラマッ(ト)ソーレ
Selamat malam. こんばんは。
スラマッ(ト)マラム
Terima kasih. ありがとう。
テリマ カシ
Sama-sama. どういたしまして。
サマ サマ
インドネシア語基礎コース カリキュラムの一例(50時間)
※上記は初心者向け標準コース内容です。実際の時間数は受講可能期間やご予算に合わせて設定できます。
インドネシア語会話に必要な文法、語彙、慣用表現を習得
[文法] 名詞・動詞の接辞と受動態表現
[語彙・慣用表現] 挨拶、日時、天候、道案内、食事、買い物など日常会話で使用頻度の高いもの
インドネシア語検定(インドネシア語技能検定試験)について
日本インドネシア語検定協会により1992年から実施されており、 特A級からE級まで6段階評価で、一歩ずつ着実にインドネシア語能力を向上させるための目標が設定できます。
E級:必要最小限のコミュニケーションが取れる
D級:旅行するために十分
C級:日常生活で不自由しない
B級:職場で生かせる
A級:社会生活全般に対応できる
特A級:翻訳・通訳のプロとして通用する